熊本のシェアハウス事情を伺ってきました!|不動産投資家育成プロジェクト in 熊本

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杉上開発の安東です。先日熊本関東のエリアでシェアハウスを運営されている『ひだまり』の林田さんにお会いし、お話を伺ってきました。実際熊本でシェアハウスをやることのリスク、雰囲気も気になりますし、何より旅館業に当たるのでは!?という懸念もありましたので、気になることは全部聞いてきました!

で、結果的には全くシェアハウスとは違う方向でアパートの改築アイデアが浮かび、とんでもなくワクワクするプランになってしまいましたので、シェアハウスをやりたいという方には、結果あまり参考にならないかも知れません。

熊本でのシェアハウス事情

まずは熊本のシェアハウス事情について。これは今林田さん自身が九品寺や新屋敷といった一等地にシェアハウスを持って運営されている実感からお話下さいましたが、今の熊本にはシェアハウスへの需要はそこまでないとのこと。それこそ現在の入居者に占める大学生の比率は全体の10%ほどだと言います。

個人的には学生がシェアハウスで楽しく共同生活しているイメージがありましたが、利用しているほとんどが社会人。大学生からすれば、むしろ大学のキャンパスそのものがシェアプレイスみたいなものなので、シェアハウスへのニーズがないのだそうです。

中には海外に親がいて、単身熊本に来た学生さんとか、それこそ留学生の子といった特殊な事情がある子もいますが、そういった子たちは言わば特殊。普通の学生にはシェアハウスは響かないかも知れない、ということでした。

何より都内で運営会社が破産したシェアハウス『かぼちゃの馬車』事件があってから、シェアハウスという運営手法に対する世間の目は厳しくなりましたし、そもそも不動産投資への銀行の融資付けが格段に困難になってきている状況ですから、その意味でもシェアハウスをお勧めしにくい事情もあるようです。

シェアハウスは旅館業?賃貸業?

ちなみにシェアハウスは滞在期間が短いイメージがあるため、Airbnbのような旅館業に当たる可能性もありました。もしそうならその時点でシェアハウス構想は立ち消えです。ですからこの部分は実は真っ先に確認した部分でしたが、林田さんのされているのは半年以上滞在する方のみの賃貸業。Airbnbのような短期滞在者向けのサービスとなれば完全に旅館業に当たるのですが、私が考えている今回のケースでは賃貸業でやれそうです。

ちなみにシェアハウス構想の他に出たアイデア的には、ターゲットを一般社会人まで広げた寮や、学生向けのレンタルオフィス的なものもありましたが、これはまた旅館業とも違う話なのでちゃんと使用料設定して運営できれば問題ないとのこと。

要するにシェアハウスと一言で言っても、その運営方針によって旅館業寄りにするか賃貸業寄りにするかは自分で選択できそうな感じです。どちらかと言えばゲストハウス寄りにするならば旅館業ですが、それだけ入れ替わりが激しく、旅行中のバックパッカーとか、出張で来られた県外の社会人といった方々が対象になりそうですね。それが熊大横という立地を活かせるものなのかどうかは考えものです。

一方でシェアハウスでのコミュニティを大事にされる方は、賃貸業寄りにして半年以上~といったある程度の長期滞在者だけを入居してもらえるように調整して(ここは面接などで選抜することもできます)、環境としての安定性を意識される運営になられると思います。

シェアハウスでどんな問題が起きる?

想像に難くないのが人間関係のトラブル。コミュニティが形成されるということは、その人間同士の距離の近さがリスクにもなるということです。住環境それ自体が共用ですから、半分家族みたいなもの。その距離感でこじれると確かに仲裁が必要かも知れません。

林田さんはかなり密に居住者の方と絡むタイプということで、イベントを企画してみんなで盛り上がったり、先日は居住者の方の結婚式にも参加されたそう。運営される方が居住者の方と距離が近ければ、何かトラブルが起こった時にも仲裁に入りやすいかも知れません。

先ほどのように、旅館業寄りになると短い滞在の方が入れ替わり立ち替わりになるので、コミュニティが形成されづらいというのもありますし、面接自体が大変ですよね。今はエリアマネージャーを置いてその方にお願いしているそうですが、人選をするにも目が必要です。

個人的には男女共同のシェアハウスの方が問題がありそうかと思ったのですが、意外にも女性限定のシェアハウスの方が問題が起きやすいとのこと。こういったことも実際に運営されているから実感として分かられることなんですね。

このように、シェアハウス事情というのは熊本の土地に馴染むかどうかもそうですし、人間関係を平和に保っていく持続的なサポート体制がなければならない等の管理の問題もあるので、思っているよりも参入は難しいかも知れません。もしシェアハウスの運営に興味があられる方は、今回の記事が参考になれば幸いです。

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