最近はペットとして爬虫類を飼う人も増えてきました。
ペットといっても犬や猫だけではありません。
ヘビやトカゲやワニなどの「爬虫類が愛しい!」という方もいるでしょう。
ペットとして飼われることが多い品種は、リクガメ、ツノガエル、ヘビ、イグアナなどです。
ただし、爬虫類を飼うときには様々な注意が必要です。
想定外のことやトラブルを招かないよう、
爬虫類を飼い始める前に、爬虫類を飼うときのマナーや工夫を知っておきたいですよね。
注意点と工夫をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
*ペット可能の賃貸物件で【爬虫類】を飼う時の注意点
必ず事前に確認が必要です!
ペット可の物件でも、想定されているのは犬や猫がほとんどです。
トカゲやカメレオンなど小さな動物ならいいでしょと思ってしまうかもしれませんが、
万が一逃げ出したら近所で大騒ぎになってしまいます。
必ず大家さんや不動産会社に確認し、許可をもらってから飼うようにしましょう。
大家さんが「爬虫類は大の苦手で見るのも聞くのもイヤ!!」
と言う場合は難しいかも知れませんが、だいたいのペット可物件は
「犬や猫」などの「臭い・鳴き声(騒音)・ひっかき傷(物件損傷)」
を想定して「ペット可」としています。
ですので
- 臭い
- 鳴き声(騒音)
- 物件損傷
が、無い爬虫類でしたら説明すれば飼える可能性は高いです。
*ペット可能の賃貸物件で【爬虫類】を飼う時の工夫
1.絶対に脱走させないための環境づくりを!
鍵付きのケースで飼育し、動かないように固定する、ゲージの隙間は完全になくすなど工夫が必要です。万が一ゲージから逃げてしまっても外に逃げ出さないように、窓や玄関のドアは必ず閉めておくこと。
爬虫類は、水槽で飼うのがおすすめです。
とにかく安くて管理がしやすく、どんな生き物でも対応できます。
水性でも両生類でもOK。
脱走防止も簡単です。水槽なら蓋をするだけ。水槽に取り付ける爬虫類専用の脱走防止網も販売されています。
水槽で飼えない方は、部屋からの脱走に要注意です!
ゲージの蓋が開いていて、気づかない間に逃げていたというケースも少なくありません。
また、配管や薄暗い物陰などに隠れることもあります。
冬の寒い時期だとそのまま冬眠してしまい、動かないため発見するのが遅れてしまいます。
爬虫類系は、犬や猫などと違い、脱走して見つけた人が怖い思いをするなど、一般的受けするとは言い難い部類のペットになります。
ですので、近隣住民の方に迷惑をかけないよう、くれぐれも脱走には注意をして下さい。
2.臭い対策
爬虫類が発する体臭よりも、どちらかというと食べ残しや糞尿が臭いです。
糞をしたら速やかに片付けましょう。
餌の食べ残しはやっかいです。ほったらかしにしておくとハエがわきます。
こちらも食後気づいたらすぐに片付けましょう。
3.感染予防対策
爬虫類は、サルモネラ菌などの人に感染する病原菌を持っていることが多々あります。
感染予防のため、生体に触れたら必ず手を洗う、噛まれたり引っかかれたりしたら速やかに消毒して念のため病院に行ったほうがいいでしょう。
4.騒音問題
爬虫類は、犬や猫と違いあまり鳴き声を出すことはありません。
ですので、近隣からの騒音苦情は、あまり起こりません。
ただ、種類によってはカエルなど鳴き声が大きな爬虫類もいます。
ですので、そう言った種類を買う時は、水槽や壁から離す、隣の壁に本棚や段ボールを張り付けるなどの遮音対策を行うとかなり軽減ができます。
5.物件損傷対策
こちらも、犬や猫に比べて比較的、壁や床を傷つける修正が無い爬虫類が多いので、問題視されませんが、
「ゾウガメ」や「イグアナ」など、爪が硬くてフローリングなどの床を傷つけるペットは退去時に、犬や猫と同じような高額の原状回復費が請求される可能性があります。
絨毯やマットを引くなど傷がつかないようにしましょう。
また、爬虫類の傷は、比較的軽微で小さい場合が多いですので、ホームセンターやネットでクレヨン形式の補修キットが数百円で買えますので、フローリングの色に合わせて退去する時に傷に塗って補修すれば、かなり、見栄えもキレイになりますので高額費用を請求されるリスクを軽減できる可能性があります。
*まとめ
いかがでしたか。吠えないし、毛もないので掃除も簡単。飼いやすいかもしれません。
ですが、賃貸物件ですので、くれぐれも
- 臭い
- 鳴き声(騒音)
- 物件損傷
に関しては気を付けましょう。
爬虫類を飼いたいと言う方は、注意事項や対策を考えた上で飼いましょう。
快適な環境で飼うことができれば、
大好きな爬虫類と過ごすことは日常に楽しみを与えてくれるでしょう。